カテゴリー: 新年のご挨拶 生長の家総裁 谷口雅宣先生

H31 新年のご挨拶 生長の家総裁 谷口雅宣先生

投稿日:2018年12月28日 カテゴリー:新年のご挨拶 生長の家総裁 谷口雅宣先生

生長の家総裁 谷口雅宣先生

生長の家総裁 谷口雅宣先生

皆さん、明けましておめでとうございます。
この新しい年、2019年を、皆さんと共に健康でつつ がなく迎えられることを神さまに心から感謝申し上げます。 有り難うございます。

本年は、私たちが二年前から進めている「〝新しい文明〟 の基礎を作るための三カ年計画」の最後の年です。これまで の〝古い文明〟では、人間は幸福実現のために自然を破壊 することをやめられず、ついに地球温暖化による海面上昇 や気候変動などを起こして、幸福を求めてきた人類自体が、 危険な状態に近づいています。これに対して〝新しい文明〟 とは、自然の繁栄が人間の繁栄と幸福であるような生き方 であり、そんな生き方を支え、拡大する信仰や哲学、科学 技術、経済、政治の全体のことです。

このような文明は、私たち人間の自然に対する考えと生 き方を変えるところから始まる、と考えます。そこで、私 たちは二年前から、私たちの価値観とライフスタイルを変 革するために、次の〝三つの実践〟に取り組んできました。

それらは:

① ノーミート、低炭素の食生活

② 省資源、低炭素の生活法

③ 自然重視、低炭素の表現活動

です。

そして、この三つのライフスタイルをより具体的、組織 的に毎日の生活の中で展開していくための仕組みが、昨年 から本格的に活動を始めた次の三つです:

① SNIオーガニック菜園部

② SNI自転車部

③ SNIクラフト倶楽部

これらの活動に参加する人は、昨年初めの時点ではごく少 数でしたが、12月10日の時点では、菜園部が1,138人、 自転車部が575人、クラフト倶楽部が870人になり、 活動内容は日に日に充実してきています。しかし、生長の家 の組織の会員は今37,000人ほどですから、今後さらに多く の方々が、この〝新しい文明〟の構築に向けたライフスタ イルの転換に参加してくださるに違いありません。

こんな話を聞くと、皆さんの中には、宗教の信仰と自転 車に乗ること、あるいはクラフトを作ったり、野菜を育て ることの間には、何の関係があるのか、と不思議に思う人 がいるかもしれません。しかし、私たち日本の歴史を振り返 ってみると、山中で精神と肉体を鍛えたり、生活必需品を自 作したりすることは、昔から宗教の修行の一部であったし、 オーガニックな精進料理は禅寺から始まったことを思い出 します。また、キリスト教の伝統の中でも、修道院で農作 業や手工芸品の製作をすることは当たり前でした。自分の 頭脳や肉体を使って、神の創造になる自然界から食糧や生 活必需品を得ることは、神の恵みを感じ、それに感謝する 信仰心と不可分の時代が長く続いていたのです。

しかし、近代化が進むと、自然界は科学技術によって利 用し、搾取すべき対象として考えられるようになりました。 「神」や「仏」は形や感触のある自然から離れて、しだいに 抽象的な存在になっていきました。それと共に、食糧や生 活必需品を与えてくれるものは「神」ではなく、「科学技術」 であるとの考えが拡がり、自然に対する感謝の気持はしだい に失われていきました。なぜなら、科学技術は人間が生み 出したものであり、それがうまく機能するのは「神の恵み」 によるのではなく、人間の技術の優劣による、と考えられ るからです。私たちは、自然界がなければ、科学技術もそ の恩恵も存在しなかったことを忘れてしまいました。こう して、神や仏に取って代わった科学技術への信仰とその発 達のおかげで今、地球全体で自然破壊が進み、気候変動が 起こっています。

私は数年前、〝新しい文明〟を築くための指針として、次 の三項目の実現を目指すことを皆さんに提案しました。そ れらは:

① 欲望の適切な制御

② 富の公正な分配

③ 国際平和の維持

です。

この中で、宗教運動と最も近い関係にあるのが、第一番目の「欲望の 適切な制御」です。先に示した三つのクラブによるライフスタイルの転 換は、この「欲望の適切な制御」を実現するためのものです。

生長の家は、「欲望」を悪として否定してはいません。それは、肉体 の生命維持と子孫繁栄のために必要なものです。しかし、野放図に解放 したり、多ければ多いほどいいなどとは考えません。時と場合によって、 適切に制御すべきと考えます。ところが、現在の経済学のほとんどは、欲 望を「需要」という言葉に置き換えて、それを喚起し、拡大することで 人間の幸福は増進すると考えます。これが、自然破壊や資源枯渇、温暖 化を生んだ大きな要因だ、と私たちは考えます。

今年2019年は、日本を含む東アジアでは「亥年」――つまり「イ ノシシの年」とされています。イノシシは、ブタの祖先と考えられてい ますが、日本には古く縄文時代から生息していて、食用にされていまし た。そんなイノシシに因んだ諺に、こういうのがあります――

「イノシシも七代目にはイノコになる」

イノコとはブタのことで、この意味は、「変わらないように見えても、 長い年月の間には何事も成長したり変化する」ということです。

人類は長い間、自然破壊によって幸福を得ようとしてきました。そし て全体としては、一定程度の幸福を得たのではないでしょうか? しか し、世界人口が七十億を超えて九十億に達しようとしている現在、自然 破壊は私たちの生活破壊につながっています。大量の難民の流出は、私 たちのライフスタイルと無関係ではありません。物質的富の拡大と追求 は、かつては幸福を増進したとしても、今は不幸の原因になっています。 イノシシはブタになったのです。この「地球」の環境をこれ以上破壊す ることは、今や人類を破壊に導くことと同じ意味になっています。宗教 運動は人間を救わねばならないという意見に、私は大賛成です。だから こそ、人間が生きる唯一の場であるこの地球の自然を、私たちは破壊か ら護らねばならないのです。

そのような宗教本来の活動が、毎日の生活の仕方を変えることででき、 しかも〝苦行〟によってではなく、自然の恩恵をいっぱいに感じる〝楽 行〟によってできるならば、これほど嬉しいことはないと思います。皆 さん、これからもまた、オーガニックの野菜作りや自転車の積極的活用、 そして世界に一つしかないクラフトの製作を通して、私たち人間が自然 と共に成長する生き方の開発と拡大に、さらに喜んで取り組んでまいり ましょう。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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新年のご挨拶 生長の家総裁 谷口雅宣先生

投稿日:2017年12月28日 カテゴリー:光のおとずれ 新年のご挨拶 生長の家総裁 谷口雅宣先生

生長の家総裁 谷口雅宣先生

生長の家総裁 谷口雅宣先生

皆さん、明けましておめでとうございます。
この新しい年、2018年を、皆さんと共に健康 でつつがなく迎えられることを神さまに心から感謝 申し上げます。有り難うございます。

昨年、私たちは「〝新しい文明〟の基礎を作るための3カ年計画」をスタートさせました〝新しい文明〟とは、自然の繁栄が人間の繁栄と幸福であるような生き方であり、そんな生き方を支え、拡大する力 となる信仰や哲学、科学技術、経済、政治の全体をいいます。私たちは、それを築く土台として、まず私たちの価値観とライフスタイルを変えなければならないと考え、昨年度から次の〝3つの実践〟を本格化させています・・・

①ノーミート、低炭素の食生活
②省資源、低炭素の生活法
③自然重視、低炭素の表現活動

です。

また、本年からは、この3つのライフスタイルをより具体的、組織的に展開していくために、次の3つの活動を推進することを決定しました・・・

① SNI オーガニック菜園部
② SNI 自転車部
③ SNI クラフト倶楽部

です。

これらの3つの名前でお分かりのように、私たちはこれから日常の生 活の中で、有機野菜を作り、自転車に乗り、日用品を自分で製作する ようなライフスタイルに転換していくことを目指しているのです。

皆さん、これは〝時代錯誤〟の生き方でしょうか?

いいえ、決してそうではありません。これは、自然と人間との一体感 を取りもどすための古いけれども、新しいライフスタイルです。 18世紀の産業革命に始まる〝古い文明〟では、科学技術は一般に「自然からどれだけ奪えるか」を基準にして評価されてきました。山を削り、海底に穴を開けて、一度にどれだけの石炭を採掘できるか、鉱石を掘り出せるか、石油を搾り出せるか……と、より多くの資源やエネ ルギーを人間のために、そして人間のためだけに取り出すことができる 技術が、〝優秀な技術〟〝先進的な技術〟として高く評価されてき ました。その結果、物質原子を破壊して莫大なエネルギーを得る原子力発電が誕生しました。しかし、この人間中心の旧文明は、副産物としてミサイルや戦闘機や核兵器を生み出し、世界の平和を脅かしています 。

農林・水産業でも、同じ〝人間中心〟の基準で生物資源が利用されたために、獣や鳥は絶滅に追いやられ、森は切り倒されて家畜が地上に溢れ、魚介は乱獲され、昆虫や植物の多くが絶滅しています。世界では、人間の好みに合った種類の生物だけが増え、それ以外は年々姿を消 し、生物多様性は危機に瀕しています。これらの総合的な結果として、 海水の酸化、地球温暖化、気候変動が起こっていることは、皆さんもご 承知の通りです。

私たちは長きにわたり、あまりにも大規模に、無秩序に地球の自然 から奪い続けてきたために、何万年、何十万年にもわたって自然界の安定を保ってきた物質的、生物的な循環とバランスを破壊しつつあります 。このことは、おびただしい数の科学的研究で証明されています。にも かかわらず、世界各国の指導者たちは、従来通りの経済発展を至上目 的とする〝旧文明〟の考え方、生き方から抜け出す方策を見出していません。

私たちは、この人類的な悪循環の原因の1つは、人間が自然を自分と対立して捉え、自然との一体感を失っているからだと考えます。すでに 数年前から、人類の半数以上が、自然豊かな田舎を捨てて都市に棲む ようになっている、と国連の統計は伝えています。私たちは、この動き に「ノー」と言うために、大都会・東京から豊かな自然を抱く八ヶ岳 南麓の〝森の中〟に移転しました。そして、実際に日常生活の中で肉食をやめ、有機野菜を作り、自転車に乗り、日用品を自作するライフ スタイルに切り換えつつあります。

アメリカの社会学者であり、自ら音楽を奏でクラフトを製作するリ チャード・セネット博士は、第二次大戦の末期、倫理感に溢れる優秀な 科学者であった人々が、なぜ原子爆弾の製造に関わっていったかという問題に取り組み、『クラフツマン』という本を書きました。「クラフツマン」 とは、「もの作りをする人」という意味です。博士の結論は、分業が極度に進み、自分の仕事の全体が見渡せなくなって久しい現代社会の構造と、その中で自分の仕事の倫理性を考えずに競争に明け暮れる私たちの 心の貧しさに原因がある、ということです。

私たちは、大きな機械の中の一枚の〝歯車〟として、自分の信念 や倫理感とは違う仕事を営々と行うべきなのか、それとも、一人の独立 した信仰者として、たとえ時間がかかっても、仕事の全体を把握しつつ、 信念と倫理感に従って、社会や次世代の幸福のために生きるかを今、選 択しなければなりません。

自ら有機野菜を作り、木や石の肌触りを感じてクラフトを製作し、 自分の肉体をフルに動かして、風や日光を感じながら自転車のペダルを 漕ぐことで、私たちは「自然と人間は神において一体である」ことを実 感し、「すべての人間は神の子である」という信仰を深め、拡大することができます。そして、この生き方によって、気候変動による世界の混乱 を最小限に留めることができるでしょう。

生活に生きる信仰を通して、世界の平和に共に喜びをもって貢献してまいりましょう。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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H29新年のご挨拶 生長の家総裁 谷口雅宣先生

投稿日:2016年12月27日 カテゴリー:光のおとずれ 新年のご挨拶 生長の家総裁 谷口雅宣先生

生長の家総裁 谷口雅宣先生

生長の家総裁 谷口雅宣先生
新しい文明”の基礎づくりを始めよう

全世界の生長の家信徒の皆さん、新年おめでとうございます。 この新しい年を、皆さんと共につつがなく迎えることができたことを神様に心から感謝申し上げます。ありがとうございます。

本年は「〝新しい文明〟の基礎を作るための3カ年計画」が スタートする年です。〝新しい文明 〟とは、人間の幸福と自然界の発展とが両立するような生き方であり、そんな生き方を支え、拡大する力となる信仰、哲学、科学技術、政治、経済の全体をいいます。私たちはそれを今後、ゼロから作り上げるのでは ありません。人類は何千年もの歩みの中で、すでにそれに該当する業績を世界各地で数多く生み出してきました。しかし、それ らの業績は、今私たちの目の前にある人間本位の価値観を基礎とする〝旧い文明〟では取り入れられず、一部取り入れられたとしても、経済発展優先の政治により、脇に追いやられてきたのでした。私たちはそれらを繋ぎ合わせ、補強し、血を通わせて体系化し、できるところから実行に移すことによって〝 新しい文 明 〟の基礎を整えようと考えています。

そのための活動として、3つの実践項目を提案しています。

1 つは「ノーミート、低炭素の食生活」

2つ目は「省資源、低炭素の生活法」

そして3つ目は「自然重視、低炭素の表現活動」 です。

この3つは、私たちの運動の中で、すでに昨年から各地で実践され始めていますが、これらをもっと積極的、大々的に、そ して私たち信仰者の「倫理的な生き方」の証として、喜びをもって展開していくことを通して、周囲の人々に生長の家の御教えを確実に伝えていきたいと念願しています。

昨年、2016年の世界で特徴的だったのは、ポピュリズムの台頭でした。日本だけでなく、ヨーロッパでも、アメリカでも、こ れまでの政治・経済の仕組みを否定する一方で、適切な方策を伴わない大きな変化が起こっています。この動きはしかし、過剰なグローバリゼーションの弊害を教えてくれるのですが、反面 、危険な方向を示しています。エリート支配でなく大衆支配を、 グローバリズムでなくナショナリズムを、自由貿易ではなく自国 の産業擁護を、移民の受け入れではなく移民排斥を、軍縮でなく軍備拡大を、この動きは提案しているのです。これらは、社会の急激な変化に反対する大勢の人々の〝叫び〟であることは 否定できません。しかし、この〝 叫び 〟をそのまま実行すれば 、各国が互いに利害を主張し合う〝対立の世界〟に移行するこ とは明らかです。

私は、この叫びは社会の「不平等感の拡大」が大きな原因の一つだと考えます。ある社会において、少数のエリートだけが利益を享受する一方で、大多数の構成員が社会の恩恵を受けられず、心理的にも取り残された状態にある場合、そういう社会に貢献する意欲が失われてしまうのは当然です。そんな人々の目には、民主主義の理想は〝美しい飾り〟にしか見えません。だか ら、それらの価値に反逆して、極端な主張を唱え、極端な行動を起こす人たちも出てくるのです。

これを宗教的に言い直すと、現在の社会には、神の御徳である 「知恵」「愛」「命」の表現が、極端に偏っているということです。 だから、私たちはもっと強力に、社会の全面に神の御心を表す活 動を、積極的に展開していかねばなりません。そのためには、自然界をこれ以上破壊するのをやめなければなりません。神の御心は、自然界に充満していることを忘れてはなりません。自然から 奪うことが富の実現だと考える〝旧い文明〟に別れを告げましょう。そして、自然を養うことにより人間の幸福を実現する〝 新しい文明〟を構築しましょう。それが、この地球社会を〝 対立の世界〟へ転落させるのを防ぎ、平和の道へ引きもどす唯 一の方法です。

それでは皆さん、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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新年のご挨拶 生長の家総裁 谷口雅宣先生

投稿日:2015年12月28日 カテゴリー:光のおとずれ 新年のご挨拶 生長の家総裁 谷口雅宣先生

生長の家総裁 谷口雅宣先生

生長の家総裁 谷口雅宣先生
“自然と共に伸びる”運動を飛躍させよう

全世界の生長の家信徒の皆さん、新年おめでとうございま す。

この新しい年を、皆さんと共につつがなく迎えることができたことを神様に心から感謝申し上げます。ありがとうござい ます。

昨年私たちは、自然と共に伸びるための『新しい文明』の構築に歩み出す準備をしました。その準備は一昨年から始ま り、昨年までに主なものが整ったといえます。一昨年は、私たちは「心の焦点をどこに合わせるか」を明確にしました。「万教包容の御祭」や「神・自然・人間の大調和祈念祭」の実施を決め、生長の家総本山に『造化の三神』を勧請しました。

これに続く昨年は、それら新しい儀式や行事から生み出される精神的エネルギーを、運動の中に具体的に展開するための制度や環境を整えました。

まず第1に「自然エネルギー拡大運動」を開始しました。 京都府城陽市にメガソーラー発電所が建設され、すでに稼働しています。さらに、東日本大震災で大きな被害を受けた福島県に、2つ目の大規模ソーラー発電所が建設され、昨年末には稼働しました。これらによって、生長の家信徒は日常生活から排出される温室効果ガスを減らす道が、現実に拓かれたと言えます。

第2に、世界の貧しい人々の現状を想い、心を寄せる「一汁一飯」の試みが始まり、全世界に拡がりつつあります。これは、自然界を傷つける肉食を削減する従来からの取組みと同一線上にあり、信徒の皆さんの御賛同を得て確実に広がりつつあります。

第3には、自然から奪わない生き方を実践する新しい行事 として、昨年私たちは「『自然の恵み』フェスタ」を日本国内の一部教区で実施し、参加者の好評を博しました。また、このフェスタの実践は、今年から世界的に拡大していくことが決まりました。

第4として、私たちは昨年、「生長の家『いのちの樹林』」を 大都市・東京の2カ所に造成しました。そうです、私たちは都会を捨てて『森の中』に引きこもったのではありません。都会の中に、本来の自然を再現する試みがこの『いのちの樹林』の建設です。この樹林は、訪れる人々に、自然と一体の生活の善さと価値を思い出させ、『自然と共に伸びる』ことの意義を伝える重要な施設です。私たちは今後も都市部において『いのちの樹林』を増やし、掛け替えのない自然の価値を伝える 努力をしていくつもりです。

さて、これらの準備が整った本年、私たちは何をすべきでしょうか? それはもちろん、『自然と共に伸びる』運動をさらに大きく発展させることです。多くの人々にこの運動に参加してもらい、『人間・神の子』の真理を、あらゆる機会に、より 多くの人々に伝えてください。もっと具体的には、世界各地で 『自然の恵みフェスタ』を実施してください。これは単なる収穫祭ではなく、自然と人間が本来、神において一体であるとい う真理を、現実世界に表現する宗教活動です。

なぜそうすべきかを、皆さんはすでにご存じです。深刻化している地球温暖化は、自然と人間とを分離する考えから生じています。この同じ考えから、資源・エネルギーの不足、奪い合い、貧困の拡大などが起こっています。テロの拡大も、この動きと決して無縁ではありません。自然から奪うことで、人間同士の対立が生じているのです。逆に言えば、私たちは自然と協働し、調和し、合一することで、人類の平和と幸福を実現することができるのです。

それでは皆さん、本年もどうぞよろしくお願い申し上げま す。

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新年のご挨拶 生長の家総裁 谷口雅宣先生

投稿日:2014年12月28日 カテゴリー:光のおとずれ 新年のご挨拶 生長の家総裁 谷口雅宣先生

生長の家総裁 谷口雅宣先生

生長の家総裁 谷口雅宣先生
「結び合う」生き方を進めよう

全世界の生長の家信徒の皆さん、新年おめでとうございます。
標高1,300メートルの地にあるここ生長の家国際本部〝森の中のオフィス〟で、2015年の新年を迎えることができたことを神様と皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございま す。

生長の家が国際本部を大都市・東京からこの地に移してから 1年と3カ月がたちました。とても稔りのある15カ月間だったと感じます。この地の自然は決して美しいだけではなく、厳しい側面もありますが、私たちは都会では得られない様々な体験を得ながら、自然とともに伸びる〝新しい生き方〟を開発しつつあ り、そのことに心を躍らせています。

昨年2月には、山梨県は観測史上最高となる大雪に遭遇しま したが、役職員は一致団結して寮やオフィス敷地の雪かきを行い 、道路に積もった1メートルを超える雪を取り払って交通を再開 させるなどして、オフィスの機能を維持しただけでなく、職員寮のある3つの町の近隣の除雪にも積極的に参加して、地域の人々に喜ばれました。

儀式行事の面でも、新しい展開が始まっています。東日本大震災のあった3月11日は、オフィスにおいて初めて「神・自然・ 人間の大調和祈念祭」が執り行われました。また、オフィス落慶から一周年の7月7日には、第2回目の「万教包容の御祭」 が行われ、2基目の7重塔が設置されたのに加え、12月10日には、東京にあった末一稲荷神社がメディアセンターに移転した後の赤坂の跡地に、「赤坂〝いのちの樹林〟」が完成し、そこに3基目の7重塔が建立されました。この樹林は信仰の場であると同時に、CO2吸収の場でもあります。これに加えて重要なのは、昨年秋の大祭で、生長の家総本山の龍宮住吉本宮に天之御中主大神、高御産巣日神、神産巣日神の〝 造化の三神〟が勧請され祀られたことで、これによって私たちの今後の運動が、唯一絶対神を中心として、自然界の特徴である〝ムスビの働き〟を維持発展させ、社会にもそれを弘めていくとの明確な方向が示されたことになります。

地球温暖化を抑制する取り組みでも、私たちは大きく前進しています。オフィスの発電設備では、年間58万4,007KWh の電力がつくられ、オフィスでの使用電力を差し引いた約26万 KWh分は、電力会社を通じて一般の需要に供されました。これ によるCO2排出の削減効果は、マイナス6万750Kgとなり、〝炭素ゼロ〟を超えて〝炭素マイナス〟を実現しています。

新たなCO2削減のプロジェクトも進行しています。それは、 信徒の皆さんから浄財を募って京都府城陽市の丘の上にメガソー ラー発電所を建設する計画で、発電パネル6,400枚を並べ た大規模発電所の稼働が本年4月から予定されています。出力は約1,700KWhで、年間の発電量約183万4,000KWh、二 酸化炭素削減効果は1年で約960トンが見込まれます。

また、ご存じのように、私たちは「他から奪う」生き方であ る肉食を減らすなど、食生活の改善を世界的に進めています。 その一環として、オフィスの近くに約500坪の畑を借りて、ジ ャガイモやミニトマトなどの野菜を無農薬有機農法で育て始めま した。さらに、世界の飢餓問題を実感し、よく考えるために、 オフィスでの昼食を毎月1回、ご飯一杯と味噌汁だけとする「 一汁一飯の日」を設け、それを実行しています。この取り組みは今後、日本を始め世界の幹部・信徒の間に拡がっていくでしょう 。

世界の生長の家信徒の皆さん、人間はみな神の子であり、地球上のすべての生物も神の生命の表現であるとの信仰をさらに多 くの人々に伝えるとともに、その信仰を実生活にどんどん反映さ せましょう。それは人と人とが結び合い、人と社会とが結び合い 、国と国とが結び合い、人間と生物が結び合う生き方です。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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新年のごあいさつ

投稿日:2013年12月27日 カテゴリー:光のおとずれ 新年のご挨拶 生長の家総裁 谷口雅宣先生

生長の家総裁  谷口雅宣先生

生長の家の信徒の皆さん、新年おめでとうございます。
旧年中に落慶し、業務を開始した生長の家の〝森の中の オフィス〟から、皆さんに新年のご挨拶ができることを心から感謝いたします。山梨県北杜市大泉町のこの地は、本来の自然が人間に与えてくれる厳しさと恵みの双方を、まだ豊かに残す土地です。この地は、自然と人間の原初的関係がどうであったかを、生活を通して私たちに思い出させてくれる場であり、そこへの国際本部の移転を皆さんが支持して下さったことを大変ありがたく思います。

日本は、国土全体の7割近くが森林であるという世界で も珍しい〝緑の国〟です。そこに於いて日本人は、縄文の昔から自然を敬い、自然から様々な恵みをいただくと共に、 自然を世話し養うことに価値を見出してきました。しかしその反面、特に明治期以降は近代化の波に乗り、さらには 近代化の先頭に立とうとして、大規模な自然破壊を進めてきたことも事実です。海外の多くの国々でも、程度の差こそあれ、自然に対しわが国と同様の矛盾した態度をとってきました。しかし、地球環境が人間の活動によって大きく乱さ れている現代では、これらの矛盾した2つの生き方のいずれを採用すべきかは明らかです。

人類は自然破壊をせずに、自然と共に繁栄し、成長する生き方へと転換しなければなりません。それは決して、縄文時代の生活にもどることではありません。

生長の家は昨秋、自然の森の機能を生かしたまま、人間がその中で現代の生活を送ることを目指し、日本の優れた環境技術を動員して二酸化炭素を排出せず、再生可能な自然エネルギーだけで運用するゼロ・エネルギー・ビルディン グ(ZEB)を建設し、本部業務を開始しました。そこで勤務する職員たちも、自然エネルギーを主体に使い、物の消費よりも、農作物の生産を含めた自然との触れ合いの中に喜びを見出すライフスタイルに転換することを目指しています。

それは断じて退屈な禁欲生活ではありません。人間は本来自然の一部ですから、動植物や菌類などの生物と関わり合う中で喜びを感じ、生を実感し、川の流れや森を渡る風の音、鳥たちのさえずりを聴いては創造の意欲をかき立てられるものです。

昨秋、私はオフィスの敷地内に食用キノコが何種類も生えているのを見つけ、感激しました。建設工事によっても、菌類が育つ森の環境を破壊しなかった証拠だからです。職員たちも、敷地内の森に入ってキノコ採りを大いに楽しみました 。シカが何頭も森の中を走る姿も見られ、その鳴き声を憶え、豪華な絵巻物のような紅葉・黄葉の中を通勤し、執務する幸せも味わいました。人間が欲望によって破壊しなければ、これらすべてを自然は無償で私たちに与えてくれるのです。経済発展によらずに人間が幸せになる道は、いくらで もあるのです。

生長の家は「天地一切のもの」と和解することで幸福を実現する教えです。「天地一切のもの」の中に自然界が含ま れることは、疑う余地がありません。信徒の皆さんにおかれては、御教えのこの基本をぜひ本年の信条とされて、家庭生活と社会生活の両面にわたって「自然と共に伸びる」 生き方をさらに前進させ、本当の幸せを手にされると共に、 自然と人間は本来対立するものではなく、調和しているのが 神の創造の実相であることを、多くの人々にお伝えくださ い。

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