光のおとずれ 編集後記 平成28年7月


光のおとずれ 編集後記 平成28年7月

★東京都の桝添知事が辞任しました。海外出張 に5,000万円の出費や毎週土日の別荘通いに公用車を使用。公務時間で年間36回の美術館巡りはさすがにやり過ぎであり、甚だしい公私混同と言えるでしょう。

しかし何故都民が怒っているのかさえ理解できないことが桝添知事の悲劇と言えます。

ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領は「世界で一番貧しい大統領」と言われていますが、自分の給料の9割は慈善事業に寄付し約10万円( 同国の平均月収は6万円)で生活し、 国際会議にはビジネスクラスや他国の大統領専用機に便乗させてもらい国の経費を節約しています。そのムヒカ大統領は「貧しい人とは少ししか持っていない人ではなく、無限の欲がありいくらあっても満足しない人だ」と言っていますが、その意味では自らの権限に胡座をかき、都民の税金を湯水のごとく使って贅沢三昧な生活 をしながら、何の痛みも感じない都知事はまさに「心貧しき人」と言えるでしょう。

『無私の日本人』で磯田道史氏は次のように書いています。

「ほんとうに大きな人間というのは、世間的に偉くならずとも金を儲けずとも、ほんの少しでもいい、濁ったものを清らかなほうにかえる浄化の力を宿らせた人である」

と。

桝添知事の間違いは、人生の価値をお金や財産、世間的地位や名誉などの現象的価値に置いたことです。

その意味では、東大は出ても「七つの燈台」を出ていな いことが最大の誤りだったと言えるでしょう。

 

★ かく言う小生も、若かりし頃は公立高校に入って国立大学を出て、一流会社に就職して社会 的地位を得ることが価値ある人生と考えていま した。

ところが、高校2年生の時に初めて日本武道館で開催した生長の家の全国大会に参加しました。

同じ高校生が体験発表でアルバイトしたお金で『理想世界』誌(現在の普及誌)を購入、 クラス全員に愛行しているという話を聞いて、 驚き感動したのです。

アルバイト代を自分のた めではなく学園光明化のために使っている、こんな高校生が世の中にいたのかと。

谷口雅春先生は『青年の書』で

「真の人間の価値は”彼が何を持つか” ということにはないのであって、” 彼が何であるか” ということにあるのである。… 包紙や宝石箱がいかに立派であろうともその中の宝石が偽物であったならば何の値打ちもないのである。

外の冨や名声が立派であるのはただ宝石箱を華麗絢爛に包装するのと同じである。それよりも真の自己の魂の宝石を本当のものたら しめなければならないのである。」

と説かれてい ます。

人生の価値は外側ではなく内なる魂や人格を高め輝かすことにあると。都知事の失敗を繰り返さないためにも、正しい人生の目的、真の人間の価値を多くの人達に伝えていくことの 大切さを改めて感じた次第です。

7/10の「相愛会教区大会」、7/16~ 18の「青年練成会」に多くの皆様のご参加をお待ちしています。

(T)

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