光のおとずれ 編集後記 平成28年12月


光のおとずれ 編集後記 平成28年12月

★ 寒くなってきましたので心の温まるエピソー ドを紹介致します。9/28天皇皇后両陛下は 国体の開会式ご臨席のため岩手県をご訪問にな られました。その際、震災で被害にあった沿岸部の大槌町と山田町もお見舞いになられたので す。宿泊されたのは大槌町にある「三陸花ホテル はまぎく」です。何故「はまぎく」と言う名前がついたのか。平成9年に全国豊かな海づくり大 会のため大槌町を訪れた両陛下は、浪板海岸にあった同ホテルの前身のホテルに宿泊されました。当時案内役を務めた千代川茂さん(現同ホテ ル社長)は、天皇陛下から海岸に群生する真っ白な花の名前を尋ねられたのです。花と無縁の生活だった千代川さんは誤って「ハマナス」と答えました。すると陛下は側近に「あれはハマギクじ ゃないのかな」とつぶやかれたと言います。陛下の前で大失態を演じた千代川さん、ホテルの役員だったお兄さんがお詫びに後日ハマギクの苗を両陛下に贈ったそうです。そのお兄さんは平成23年の大震災の際、津波で亡くなりました。 ところが、同じ年の10月、皇后さまのお誕生日に宮内庁が公開した写真を見て千代川さんは思わず驚きます。何とその写真に御所に咲く真っ白なハマギクの花が映っていたのです。

★ 津波で壊滅的な被害を受けた同ホテルの再建 には10億円が必要とされ、再建するかどうか 当時千代川さんは逆境に立たされていました。 そんな千代川さんの背中を押してくれたのは御 所に咲いていたハマギクでした。何故ならハマ ギクの花言葉は「逆境に立ち向かう」だったから です。両陛下が力を与えてくれていると思いました。そして平成25年8月、ホテルは見事に再建され「はまぎく」と銘々されたのです。9/28千代川さんはホテルの玄関で万感の思いで両陛下を出迎えました。「お待ちしておりました 」千代川さんの言葉に陛下は「頑張りましたね」 と声をかけられたのです。これまでの苦労が報 われた瞬間でした。皇居と被災地を結んだハマ ギクの花。もし天皇陛下がハマギクの苗を御所に植えていなければ「ホテルはまぎく」の再建もなかったことでしょう。国民はもとより一木一草まで慈しまれ愛される天皇陛下の大御心に触れ、日本国民として生かされている喜びをしみ じみと感じた次第です。12/23(金)は天皇誕生日、教化部では「冬季青少年一日見真会」が 開催されます。子供達に天皇陛下のご聖徳と日本国の素晴らしさを伝える最高のチャンスですので、お子様お孫様を連れて是非ご参加下さい。 今年一年のご愛読に心から感謝申し上げます。 どうぞ良い年をお迎え下さい。

(T)

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