H29新年のご挨拶 生長の家総裁 谷口雅宣先生


生長の家総裁 谷口雅宣先生

生長の家総裁 谷口雅宣先生
新しい文明”の基礎づくりを始めよう

全世界の生長の家信徒の皆さん、新年おめでとうございます。 この新しい年を、皆さんと共につつがなく迎えることができたことを神様に心から感謝申し上げます。ありがとうございます。

本年は「〝新しい文明〟の基礎を作るための3カ年計画」が スタートする年です。〝新しい文明 〟とは、人間の幸福と自然界の発展とが両立するような生き方であり、そんな生き方を支え、拡大する力となる信仰、哲学、科学技術、政治、経済の全体をいいます。私たちはそれを今後、ゼロから作り上げるのでは ありません。人類は何千年もの歩みの中で、すでにそれに該当する業績を世界各地で数多く生み出してきました。しかし、それ らの業績は、今私たちの目の前にある人間本位の価値観を基礎とする〝旧い文明〟では取り入れられず、一部取り入れられたとしても、経済発展優先の政治により、脇に追いやられてきたのでした。私たちはそれらを繋ぎ合わせ、補強し、血を通わせて体系化し、できるところから実行に移すことによって〝 新しい文 明 〟の基礎を整えようと考えています。

そのための活動として、3つの実践項目を提案しています。

1 つは「ノーミート、低炭素の食生活」

2つ目は「省資源、低炭素の生活法」

そして3つ目は「自然重視、低炭素の表現活動」 です。

この3つは、私たちの運動の中で、すでに昨年から各地で実践され始めていますが、これらをもっと積極的、大々的に、そ して私たち信仰者の「倫理的な生き方」の証として、喜びをもって展開していくことを通して、周囲の人々に生長の家の御教えを確実に伝えていきたいと念願しています。

昨年、2016年の世界で特徴的だったのは、ポピュリズムの台頭でした。日本だけでなく、ヨーロッパでも、アメリカでも、こ れまでの政治・経済の仕組みを否定する一方で、適切な方策を伴わない大きな変化が起こっています。この動きはしかし、過剰なグローバリゼーションの弊害を教えてくれるのですが、反面 、危険な方向を示しています。エリート支配でなく大衆支配を、 グローバリズムでなくナショナリズムを、自由貿易ではなく自国 の産業擁護を、移民の受け入れではなく移民排斥を、軍縮でなく軍備拡大を、この動きは提案しているのです。これらは、社会の急激な変化に反対する大勢の人々の〝叫び〟であることは 否定できません。しかし、この〝 叫び 〟をそのまま実行すれば 、各国が互いに利害を主張し合う〝対立の世界〟に移行するこ とは明らかです。

私は、この叫びは社会の「不平等感の拡大」が大きな原因の一つだと考えます。ある社会において、少数のエリートだけが利益を享受する一方で、大多数の構成員が社会の恩恵を受けられず、心理的にも取り残された状態にある場合、そういう社会に貢献する意欲が失われてしまうのは当然です。そんな人々の目には、民主主義の理想は〝美しい飾り〟にしか見えません。だか ら、それらの価値に反逆して、極端な主張を唱え、極端な行動を起こす人たちも出てくるのです。

これを宗教的に言い直すと、現在の社会には、神の御徳である 「知恵」「愛」「命」の表現が、極端に偏っているということです。 だから、私たちはもっと強力に、社会の全面に神の御心を表す活 動を、積極的に展開していかねばなりません。そのためには、自然界をこれ以上破壊するのをやめなければなりません。神の御心は、自然界に充満していることを忘れてはなりません。自然から 奪うことが富の実現だと考える〝旧い文明〟に別れを告げましょう。そして、自然を養うことにより人間の幸福を実現する〝 新しい文明〟を構築しましょう。それが、この地球社会を〝 対立の世界〟へ転落させるのを防ぎ、平和の道へ引きもどす唯 一の方法です。

それでは皆さん、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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