光のおとずれ 教化部長 平成29年8月


「ご先祖様に感謝!」

合掌 ありがとうございます。「立秋」と聞くと意外な気 もしますが、この暑いさなか今年は8月7日にその立秋を迎 えます。夏の風物詩「暑中見舞い」も、この日を境にして 「残暑見舞い」の書状に切り替えるといわれています。

 

私は昨年の10月の終わりに当地宮城県に引っ越して参り ました。最初に降り立った「仙台空港」で驚きをもって見 たのが大きな「七夕飾り」でした。「この時期になぜ?」と いう素朴な疑問を抱きました。でも仙台に定住して9ヵ月 。いろいろな方々にこの 〝七夕飾り〟 や 〝七夕祭り〟 の ことを伺ううちに、自分でも調べてみたいという意欲にから れ情報を収集していると、なるほどと納得がいくようになり ました。

「七夕まつり」は本来、旧暦の7月7日の行事とし て全国各地に広まっていました。当地・仙台では、その季節 感に合わせるために新暦に1ヵ月を足した暦である〝中暦〟 を用いることにより、現在の8月6日から8日に開催される ようになったということが「仙台七夕まつり協賛会」の広報 に記されていました。

同広報によると、仙台の七夕は、古く は藩祖伊達政宗公の時代から続く伝統行事として受け継が れ、今日では日本古来の 〝星祭り〟 の優雅さと 〝飾りの 豪華絢爛さ〟 を併せ持つお祭りとして全国に名を馳せてい るということです。ところで星祭りは、旧暦の元旦や、立春 ・立秋・冬至等に行われる仏教の儀式で、その時々に起こる 各種の災害や個人の災いを除くものであり、「星供養」とも いう行事です。

仙台の「七夕飾り」の頂点につけられている くす玉についても先出の広報によれば、「くす玉は以前から、 故人の霊を慰めるため、ざるに紙の花を付けて飾られたり していました。それを仙台市に住む森権五郎さんが戦後の復 興もおぼつかない昭和 21 年頃、庭に咲く美しいダリアの花の ように七夕を飾りたいと、軽い球体の竹かごを考え京花紙の 折紙で飾り、くす玉を作り普及に尽力しました」とありま した。

ここにも先人を尊ぶ当地の人々の想いが込められてい ることが伺えました。このように仙台では誠に優雅なローカ ル行事として定着し地元市民のみならず、全国的にも有名 なお祭りとして催されていることに、私は仙台市民の一人と して誇りをもって受け止めております。仙台空港に真冬でも その「七夕飾り」が掲げられていたことも納得した次第です 。

また仙台名物の一つ「笹かまぼこ」も初代藩主・伊達政 宗公の御家紋「竹に雀」に描かれた〝笹の葉〟に由来する といわれているようですが、「七夕まつり」「笹かまぼこ」が 仙台に定着し愛されていることの背景には、きっと伊達政宗 公の偉大な功績が、地元庶民に今もあたたかく受け止めら れていることにも深い関係があるのかなと想像する心はさら に広がる一方です。

 

さて、七夕祭りが故人の御霊をお祀りする宗教的行事と も関係があるとのことですが、生長の家では毎年8月に私た ちのご先祖様を供養させていただく「宇治宝蔵神社盂蘭盆 供養大祭」が、宇治別格本山にて催されます。『大調和の神 示』には、「汝ら天地一切のものと和解せよ……汝らの兄弟 のうち最も大なる者は汝らの父母である。

神に感謝しても 父母に感謝し得ない者は神の心にかなわぬ」と示されていま す。私たちにとって最も近いご先祖様は父母です。父母への 感謝を通してご先祖様への感謝の心を顕わしましょう。霊牌 一枚一枚に心を込めてご先祖様の俗名を書き、供養させて いただきましょう。そしてご先祖の霊( みたま) の守護を受 けつつ、講習会推進に邁進致しましょう。
感謝合掌

生長の家宮城教区教化部長 松田正道

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