光のおとずれ 編集後記 平成30年8月

光のおとずれ 編集後記 平成30年8月

★嬉しい知らせがありました。石巻の仮設住宅で暮らしていた雄勝相愛会の生出信明会長が、この度家を新築され引っ越したとのことです。震災から7年4ヶ月。 この日をどれほど待ち焦がれていたことか。7/12には新築の家で誌友会が開催され、松田教化部長が「実相軸奉戴の祝詞」を誦げられたとのことでした。これでやっと東日本大震災にも区切りが付き、新たな一 歩を踏み出すことができるのではないでしょうか。これからの生出家のご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

★月日と共に震災の痛手は忘れられ記憶から薄れていきます。しかし、被災地のことを片時も忘れずに心を 寄せ続けられているのが天皇皇后両陛下です。両陛下 は6/10、第69回全国植樹祭のために福島県南相馬市をご訪問になられましたが、植樹祭に先立つ9日にいわき市をご訪問になりました。いわき市は南相馬市から約80㎞も離れています。何故いわき市まで足を伸ばされたのか。いわき市には富岡町、双葉町、大熊町、浪江町から避難した約450人の人々が住んでいる復興公営住宅「北好間団地」があり、その被災者の方々のお見舞いに立ち寄られたのでした。11日には相馬市東日本大震災慰霊碑をご訪問されました。雨が降りしきる中、白菊の花束を供えられ、深々と頭を 下げられ犠牲者の霊を慰められました。その後、相馬市水産漁協共同利用施設をご訪問され、住民の避難誘導中に津波に巻き込まれて亡くなった消防団員の遺族とお会いになられています。両陛下から「( 息子さんは ) いっぱい人を助けて下さいましたね。本当にありが とう」というお言葉を頂いた消防団員の遺族・阿部洋子さんは、「優しい言葉をかけていただき、しっかり前を向いて生きたいと思いました。両陛下の言葉をい つまでも心に残して頑張っていきたいです」と涙なが らに話されました。10日の夜には感謝の「提灯奉迎 」が行われ、約1,400人の県民が相馬市の松川浦環 境公園に集まりました。「復興途上の大変な時にもか かわらず、大変多くの人に提灯で迎えて下さってあり がとう。この地も含め、福島の復興がさらに進んでい くことを願っています」との陛下のお言葉が紹介され、 雨天により肌寒い提灯奉迎でしたが、参加者の顔は本当に晴れやかだったとのことでした。内堀雅雄知事は、 「改めて両陛下の福島に対する思いの強さを感じた」 と記者会見で述べましたが、今回の両陛下の総移動距離が約280㎞にわたったことにも、福島に対する並々ならぬ思いを感じます。又、両陛下が御心を寄せ続け ておられることが被災者の大きな励みと支えになって いることを、今回の福島ご訪問は教えてくれました。

 

★今年6月9日銀婚式を迎えられた皇太子同妃両殿下が記者の質問にお答えになった中に、雅子妃殿下の次 のようなお言葉がありました。「特に、東日本大震災 をはじめとする様々な災害の被災地において、私たちは、人々が共に支え合うことの大切さを深く感じるとともに、困難な状況に置かれている方々の悲しみや苦しみに思いを寄せ、そのような方々の生活が少しでも良くなるようにと願ってまいりました。これから先、 復興が一歩一歩着実に進み、被災された方々に安心できる暮らしが一日も早く戻りますよう心から願いつつ、 被災地の今後に永く心を寄せていきたいと思います。」 “国民と苦楽を共にする “皇室の伝統は、確実に両殿下に受け継がれていることを実感した次第です。8/4は「先祖供養祭・盂蘭盆供養大祭霊牌奉送祭」があります。ご先祖様に感謝の聖経を誦げて”命のバトン ” をしっかりと受け継いで参りましょう。

(T)

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