光のおとずれ 編集後記 平成30年10月


光のおとずれ 編集後記 平成30年10月

★9/17は”敬老の日”でした。厚労省の発表に よると平成2 9 年の日本人の平均寿命は、男性が 81.09歳、女性が87.26歳で、いずれも過去 最高を更新したとのことでした。男性は世界3位、 女性は世界2位の長寿国となりました。平均寿命= 健康寿命であれば本当に喜ばしい事ですが、現状は 決して手放しで喜んでばかりはいられないようで す。何故なら、平成27年度( 直近) の国民医療費は 42兆3,644億円。国家予算の4割に相当する金 額が医療費だということです。65歳以上だけでは 25兆1,276億円と全体の約6割を占めます。まさ に医療と介護に支えられた長寿国といえそうです。

 

★この増え続ける医療費に対して、病気の3分の1は 生活習慣の改善によって減らすことができる。医療費 は10兆円削減できると提唱しているのが、国立がん センターの疫学部長を務め、現在は公益社団法人生命科学振興会理事長を務めている渡邊昌( わたなべ・し ょう) 医師です。渡邊医師は疫学部長時代に糖尿病を患います。53歳の働き盛り、多忙な日々と不摂生が 原因でした。担当医師からは薬で血糖値を下げることを勧められましたが、日頃から生活習慣改善による病気予防を説いている関係上、安易に薬に頼る訳にはい かないと「食事と運動」で糖尿病の克服を決意します。 食事はそれまでの欧米型食生活から、玄米菜食を中心とした和食に切り替え、朝・昼・晩30分ずつかけて、 ゆっくりと、よく噛んで食べる。その合間に仕事をす るというライフスタイルに変えました。運動は通勤のひと駅を徒歩にして、病院内をこまめに歩き、毎日 1万歩を持続したのです。その結果、1年後には13 ㎏痩せることに成功し血糖は正常値に戻ります。それと共に、肩こりや足の疲れ、水虫などたくさんあった 身体の不調もすっかり解消してしまったのです。しか も、その後はマラソンを始め、国内の大会だけでなくホノルルマラソンにも挑戦し4回も完走しました。糖 尿病を宣告された当時は肥満状態でしたが、食事と運動を中心とするライフスタイルに切り替えたことで、 精神的にも肉体的にも元気になったと言います。その後東京農業大学に移り、農学、栄養学、食養生を学ぶ ことで患者の「体」だけを見る既存の西洋医学から、 患者の「食・心・体」を一体的全人的に見る統合医療 を目指すようになりました。

 

★ 「まごたちわやさしい」私の孫のことではありませ ん。渡邊医師が提唱するおかずです。豆、ごま、卵、乳類、 わかめなどの海草類、野菜、魚、しいたけなどのキノ コ類、いもの9種類の食品の頭文字を並べたものです。 玄米とみそ汁、おかずは「まごたちわやさしい」。普段からごはんとみそ汁を中心とする和食(できれば玄 米菜食)、および適度な運動( 1日1万歩) をする。 そうすれば生活習慣病( ガン・糖尿病・高血圧症・心 臓病・脳卒中) が予防でき、医療費の軽減につながると言います。「食」と「心」と「体」のバランスが生活習慣の改善に繋がるということです。その意味では、 現在生長の家が提唱している「オーガニック菜園部」「 クラフト倶楽部」「自転車部」の活動は、まさに「食」 を選び、「心」を豊にし、「体」を動かす、最高のライフスタイルと言えるのではないでしょうか。当月号で 紹介している各部のミニイベントは誰でも参加できま す。いつまでも若々しく健康な人生を全うするために、 皆様ふるってご参加ください。10/13( 土) の「 自然の恵みフェスタ2018」には各部の作品展示やノーミート料理もあります。お子さんやお孫さんと一 緒にご参加ください。お待ちしております。

( T )

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