「当たり前の生活ができることに感謝」 若林区 濱口和子さん


真理の証し 若林区 濱口和子さん

「当たり前の生活ができることに感謝」

合掌 ありがとうございます。この度の東日本大震災では、宮城県教化部髙坂幸雄教化部長、白鳩会福田みどり連合会長、全国の教区の皆様には私たち家族をはじめ、被災した誌友の方々にまで暖かい励ましの言葉やお心遣い、又支援物資等、沢山いただき有難うございました。感謝申し上げます。

3月11日の地震での大津波では私達の家、雄勝に嫁いだ娘の家、又イチゴ農家の亘理の実家、主人と私の妹の家、全部流されてなくなってしまいました。でも皆聖使命に入会してたお陰もあり、命だけは救われたと思っています。ただ雄勝の娘とは五日間連絡がとれずとても心配してました。

そんな時、東京の府中市に住んでいる方が雄勝に住んでいる両親を心配してマイカーで雄勝の大浜という所に訪ねて行ったそうです。両親の無事を確認して帰るときに避難所の皆に連絡したい方がいたら電話番号を教えて下さいと言われたそうです。すぐに娘はお父さんのケイタイ番号をメモしてお願いしたそうです。そしてその方が電話が通じる場所まできた時に主人に「娘さん一家は皆無事ですよ」と連絡下さったのです。なんて愛の深い方なんだろうと思って嬉しくて涙がでて感謝いっぱいでした。

私はあの日、いつもデイサービスに行っているばあちゃんが休みだったので、こたつにはいってテレビを見ながらのんびりすごしていました。そしてあの突然大きな揺れを感じ、身動きができず呆然としている時に、これが日頃ラジオで放送している宮城県沖地震がきたんだと思いました。そんな中で自然と口から「ありがとうございます、ありがとうございます。」と言っていました。そしてこの揺れ方では津波がくると思い避難しなくてはと思ったのです。揺れがおさまるのを待って日頃から用意してた避難用具とばあちゃんの紙オムツまで車のトランクに積んでました。家の中は、物が散乱して足の踏み場もない状態でしたが、とにかく避難する事だけが頭にあったので、仏壇と花瓶だけおこして逃げました。まさか家まで流される津波なんかくるとは夢にも思いませんのでした。又、家に帰れるつもりで、ガスの元栓を締めブレーカーまで下げて家を出たのです。近所の方にも声がけし、車に相乗りさせてもらったので安心して出る事ができました。早かったせいか、車の渋滞にも遭わずにすみました。地元の荒浜小学校も指定避難所になっているので皆避難してたのですが、私はそこを素通りして四㌔先の七郷小学校まで行ったのです。荒浜小学校に避難していたら車は流され、津波の恐ろしさを目の前にしただろうし、年寄りはいるし、後で考えたら私の判断は、間違いなかったと思いました。荒浜小学校に避難した方から聞いたのですが、津波は四階建ての三階まできて、膝上まで水につかって恐ろしくて映画のワンシーンでも観てるみたいだったと言っていました。

その日、仕事に出てた主人とすぐに連絡がとれてたので、避難場所ですぐに合流することができましたが。そこでは、何時間も会えなかった家族の人達が抱き合って喜んでいる方々が何人もいました。また、暗くなると仙台新港の方では、真っ赤に燃え上がるのが見え、不気味でした。その晩はお父さんが仕事関係の方から偶然にもどら焼きをいただいており、皆で分け合って空腹をしのぐ事ができました。三日間は車で寝起きし、避難所、甥のアパート、息子のアパートと二ヶ月間転々としてお世話になりました。その頃の私は、夜は眠れず、無表情で、生きていく力を無くしたような状態でした。さらに、ばあちゃんの認知症は進み、徘徊までするようになっていました。何もかも地震、津波が狂わせてしまったんだと涙ばかり流していました。震災後三週間が経った頃、三年前に他界したおじいさんの位牌が、自宅から一㌔位離れた所で見つかり、又先祖代々の位牌も何日かして区役所に届いていました。今は小さな仏壇にまつらせてもらっています。

日が経つにつれ、私も気力が出てきて、前向きに考えられるようになっていくうちに、申し込んでいた仮設住宅が県から連絡があり、下見に行くと主人がすごく気に入ったので決めさせてもらいました。そして、5月14日に引っ越してきました。偶然にも宮城県教化部に近い所でしたので不思議でしたが、神様が与えて下さったのだと感謝しております。

震災後、間もなく6ヵ月が経とうとしていますが、主人も仕事が忙しくなり、元の生活は戻ってきませんが一日一日を大切にして、当たり前の生活ができる事に感謝して折ります。ここまでたどり着くまでは、私達家族は大変な事が沢山ありました。けれども、行く所、何事も万事好都合に物事が進められてきたように思います。これも全部生長の家の信仰のお陰だと感謝しております10月23日に開催される講習会には、一人でも多くの新人さんをお誘いできるよう精進していきます。ありがとございました。

再 拝

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