新年のごあいさつ


 

生長の家総裁 谷口雅宣先生

「大調和の神示」に回帰しよう


全国の生長の家の会員・信徒の皆 さま、明けましておめでとうございます。

生長の家は本年、国際本部を東京から 〝森の中のオフィス 〟 へ移転することで、新たな道へと歩み出します。これは一見、本部事務所の移転に過ぎないようですが、運動の中心地が従来の環境とまったく異なる場所へ移ることで、運動の内容にも影響は及びます。ただしそれは、昭和5年(1930年) に谷口雅春先生と輝子先生が始められた運動から 〝反れる〟 のではなく、時代の要請に応えて、立教の精神に運動の 〝照準を合わせる〟 ためです。

「時代の要請」とは何でしょうか? それは、人間が自然と 共存することで幸福に生きる道を示すことです。私たちは東日本大震災と原発事故を経験して、人間にとって自然がいかに大切であるかを痛感しました。自然の破壊や汚染が、 人間の心と社会にどんな悪影響を及ぼすかを実感しました。 そして、「大調和の神示」が説く「天地一切のものと和解する」ことを疎かにし、人間の利益のために自然を破壊し、生物を絶滅に追いやってきた経済至上主義の生き方が、間違いであるとの自覚を得たはずです。自然を敵視し、それを人間力でねじ曲げようとすることは、「争いの念波は神の救いの 念波を能う受けぬ」との教えを知らぬ者がすることです。

生長の家の 〝森の中のオフィス〟 の開所は、だから「大調和の神示」の教えへと改めて回帰する宣言だと言えます。私たちはこれまで、人間社会の内部ではこの教えを守る努力を着々と続けてきましたが、人口爆発と地球温暖化を目の前にして、自然界に対して愛を実践することが足りなかったこと を、教えられます。人間は自然の一部ですから、自然を破壊することで人間も破壊されます。自然界に有害な物質を拡散させれば、人間も傷つき苦しみます。常に自然の恵みに感謝する心をもち、欲望のままに自然から奪うことをやめ、自然界に 〝与える愛〟 を実践することによって、自然と人間との争いをやめなければなりません。

生長の家はそのことに早くから気づき、環境経営の国際基準であるISO14001を日本、ブラジル、アメリカなどで取得しただけでなく、温暖化抑制のために肉食の削減や 〝炭素ゼロ〟 運動を積極的に進めてきました。しかし、唯物論にもとづく経済至上主義は世界的な拡がりを見せ、温室効果ガスの排出量は依然として拡大し続けています。今後は、気候変動による自然災害の犠牲者がますます増えると予想されるなか、私たちは自然を敵視した「欲望の充足による幸福」を目指すのでなく、すでに与えられている「自然の恵みに感謝する幸福」を拡大することで、神・自然・人間の大調和を実現していかねばなりません。

“森の中のオフィス”からの新しい出発に対応して、従来の運動から多少の変化があります。移転した翌年の平成26 (2014) 年1月から、国際慣行に則って運動年度を暦年に合わせる調整が行われるとともに、一部行事が追加され、 他の一部は整理されます。また、総本山の龍宮住吉本宮は、 日本の伝統形式を通して「人類光明化」「世界平和」を祈るお社として位置づけられ、同本山の練成会では、私たちは豊かな森を活用して”自然と共に伸びる”生き方を学び研鑽することになるでしょう。さらに、東京・原宿の本部会館にあった”神像”は”オフィス”に移設され、「万教帰一」の象徴として私たちに新たな息吹を与えてくれるでしょう。

皆さま、本年もよろしくお願い申し上げます。

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