5/2(木)、公益財団法人瓦礫を活かす森の長城プロジェクト主催による植樹祭が、仙台市若林区荒浜で開催されました。荒浜地区は津波により町は壊滅、大勢の方が亡くなられ行方不明となり、生き残った方も家を流されほとんどの方は今も仮設住宅で暮らされています。かつては深沼海水浴場として賑わいを見せていた町も今は一面が更地となり、海の近くには高さ5㍍ほどの聖観音像が建立され、慰霊碑と供養塔だけが建っている慰霊地となっています。
今回は林野庁が推進する「『みどりのきずな』再生プロジェクト」(南北140㎞に及ぶ被災した国有林を復旧する事業)に、がれきを活かした森の長城プロジェクトも参画して植樹祭を開催するということになり、生長の家でも相白青に声をかけ有志を募って参加することになりました。
今回も全国から公募者約400名の方々が集まりましたが、生長の家からは相愛会の伊藤一郎副会長、鈴木芳春事務局長、佐竹孝一さん、長田弘さん、地元白鳩会の濱口和子さん、高橋佳子さんと美奈実ちゃん、山岸淑子夫妻、小坂卓久夫妻、青年会の松田あゆみさんの12名が参加しました。
午後1時開会。細川護煕理事長の挨拶、宮脇昭副理事長の植樹指導があって、午後2時から植樹が始まり、タブの木やカシの木など13種類の苗木を約3,000本植樹しました。皆さん最初はやり方がわからず戸惑っていたようですが、慣れてくるとやはり早いもので、苗の移植からがれきを粉砕したチップの散布、藁曳きから飛ばないように縄を張る作業を上手に取り組んでいました。
約1時間30分ほどの作業でしたが、この苗がやがて大木となり、森となっていのちを守る防潮堤となり、災害から私達の町や生命を守ってくれることになることを願って植樹祭を終わりました。次回は6/9(日)に岩沼で開催されますので、皆様もどうぞご参加下さい。(小坂卓久記)
このプロジェクトは、壮大且つ素晴らしいですね。続報をお待ちしております。